あの悲劇から10年たった今出来るチャリティーとは

10年前タイではなにがあったか覚えていますか?

2004年12月26日におきたスマトラ沖地震津波です。
同じ2004年12月にNPO法人化されたNaYOGAでもチャリティーをしたしいろんなチャリティーイベントがあったのでヨガインストラクターさんたちはよく覚えているのではないでしょうか。

インド洋の各国には津波早期警報システムがなかったので避難勧告を出すことがでず観測体制と教育体制の不備で約22,000人が死亡したとされるスマトラ沖地震津波は『世界最悪の人災による悲劇』のワースト5の一つとされています。

2004年のスマトラ沖地震津波で、被災地となってしまったプーケットの復興を願い、津波の翌年2005年からスタートした国際マラソン大会にラグーナプーケット国際マラソンというマラソン大会があります。

6月7日に開催されるラグーナプーケット国際マラソンは今年で第10回目の大会です。
http://phuketmarathon.com/ja/
僕はその大会のオフィシャルカメラマンとして参加させていただくことになりました。
運営側に半歩足を踏み入れてみると色んなエピソードを聞いたり体験できたりするのでカメラマンという仕事は面白いです。

すべての大会に参加しラグーナ・プーケット国際マラソンの親善大使であるスポーツドクターの今井美香先生は被災後の第1回のプーケットマラソンが開催される前のビーチの状況をこんな風によく話しています。

津波のあとのビーチの景色は散々なものでした。
なんとビーチを歩く私が踏んだやわらかいものは人の口でした。。。

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約22,000人が死亡したとされているのは現地の人材不足で遺体の身元確認が出来ず適切な収容場所がない遺体がたくさんあったからです。

フォトジャーナリストの嘉納愛夏さんのコラムに当時の様子がこんな風にかかれています。

媒体からのオーダーは「死体」、「津波でグチャグチャになった感じ」。

寺の中庭にタグ付きで並べられた遺体の周りには、腐敗を遅らせるためのドライアイスが盛られ、朝陽を浴びた白い霧がたなびき、包み込み、幻想的に映った。
とんでもなく悲惨な状況で、それこそ凄惨な水死体しか並んでいないというのに、だ。傍では橙(だいだい)色の袈裟をまとった肉付きの良い坊主がコンパクトカメラ片手に、どう見ても興味本位で写真を撮っていた。そしてその俗な坊主をアイテムとして入れ込んで写真を撮らなければいけない自分にイラついた。
もっと崇高そうな、祈っとる坊主はおらんのか!…現実は本当にえげつない。

フォトジャーナリスト・嘉納愛夏が歩いた戦場 「そこに、あなたがいた」 大規模災害で死ぬということ』より抜粋

その媒体からのオーダーに答え多くのジャーナリストが用意した
「死体」
「津波でグチャグチャになった感じ」
の映像や写真をみてが性善説が大好きな私たちは「えーーーーー悲惨!」と驚き少しばかりのポケットマネーを10年前に寄付しました。

ラグーナ・プーケット国際マラソンの親善大使の今井美香先生に「なんでラグーナ・プーケット国際マラソンをはじめたの?」と僕が聞いたらこんな風にいっていました。

私が被災した後のタイに必要と思ったのは経済と教育でした。
自分の時間と自分の経済をここに投資すればこの国は復興でなく自立出来ると思った。
だから私は一時的な寄付ではなく自分のライフワークをここでもちラグーナ・プーケット国際マラソンを立ち上げたくさんの参加していただいた方から集まったお金で教育に関する施設を作り今後は地元の人がその大会を運営でき経済がまわるようなボランティアをずっとしようと思ったの。

ラグーナ・プーケット国際マラソンの収益や寄付は木を植えて沼地をなくしたり学校を作ったり移動図書館を作ったりすることに使われてきました。
復興ではない。あたらしい時を作る為『経済』と『教育』を充実されるために開催されているのがラグーナプーケット国際マラソンなのです。

一般的にはラグーナ・プーケット国際マラソンは、

2004年のスマトラ沖地震津波で、被災地となってしまったプーケットの復興を願い、復興を遂げたプーケットとその一帯を、国内外に広くアピールする目的で、津波の翌年2005年からスタートした国際マラソン大会です。

という感じの紹介されています。

タイのニュースでゴール直後にインタビュアーに対して模範解答をする森脇健二さん

国際マラソンですから、その記録は公式なものとして認定されますが、この大会に至っては、記録よりも大会コンセプトである「パラダイスを走ろう!/楽しく走ろう!Fun Run」を目的に参加される方がほとんど。

外国人のいい暮らしをしている層の方々は数週間から数か月滞在しリゾートを楽しみお金を使うことで現地の経済を生むという社会貢献をしてるのだといいます。
マラソンも
エントリーして!準備して!気合い入れて!
という感じじゃなく「とりあえず申し込んどいて途中でおいしそうなレストランがあったら食事すればいいじゃん」的な非常に気軽な気持ちで申込みされている方も多いと聞きます。

こういった楽しみながらやる社会貢献は真面目な日本人には少し苦手なやり方かもしれませんが

  • クラウドファンディングのツールとしてスポーツ等のイベントを開催する。
  • それに加えリゾートで開催することで富裕層による長期滞在の経済効果。
  • という楽しんで社会貢献をするというイベントは知らないうちに増えてきています。

    NaYOGAでも2009年にパンダのコスプレをして歩きそこで集まった寄付金を寄付するというクラウドファンディングイベント第1回パンダウォークを開催したりクラブでヨガやロハスをテーマにしたファンドレイジングパーティを開催したりしてきました。
    が、やっぱり遊び方がたりないなぁと思い僕はパーティーカメラマンという職業を作りこの5年間めちゃめちゃ色んなパーティーに参加しました。
    今まで付き合っていた周りの人からはには「すごい世の中にはパーティーがたくさんあるんですね。私には無縁だわーー。坂野さんもかわったわね。かつてのロハスな人はどこに。。。」と言われることが多かったのですが実は楽しいパーティーやイベントは何かの貢献につながっていることが多いと思い研究を重ねてきました。
    小さなパーティーは仲間との飲み会の延長のものが多いです。
    しかしパーティーが大きくなるにつれて”意味”を持ってくるのもが多いです。
    お金が集まり経済が発生するからです。
    でも先に”意味”を掲げても集客できないパーティーもたくさんりました。

    大義が先か人が集まるのが先か

    スポーツのイベントは大義と集客が一致することが多いです。
    だから国や自治体や企業もそこに注目しています。

  • ラグーナプーケット国際マラソンに参加して楽しむ
  • そしてプーケットのリゾートで楽しいバカンスを過ごす
  • これもスマトラ沖地震津波から10年たった今出来るチャリティーのひとつなのかもしれません。

    僕もカメラマンで現地に前後あわせて10日以上は滞在しようと思っているので皆さんもラグーナプーケット国際マラソンに遊びに来てみませんか?

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    第10回ラグーナプーケット国際マラソン
    http://phuketmarathon.com/ja/
    レース開催日:2015年6月7日(日)
    レース種目
    マラソン
    ハーフマラソン
    10.5 Km ラン
    5km ウオーク
    2 Km キッズラン
    開催場所:ラグーナプーケット・リゾート

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    junbannoNPO法人NaYOGA理事長

    投稿者プロフィール

    2003年からヨガのポータルサイトの運営をして翌年NPO法人NaYOGAを設立。
    活動的にヨガのイベントの企画や運営に関わる。
    しかし2011年3月11日(金)に発生した東北地方太平洋沖地震以降はヨガから距離を置きパーティーカメラマンとして仮装してパーティーを撮影し「人々の楽しみ」をテーマにした活動に変更。

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